2008年04月23日(水曜日) アンパンマン電車
(23:59)やはり知らないところには行ってみるものだと。松山から宇和海7号(宇和島行き)という列車に乗ったら、それこそそこら中に「アンパンマン」が張り付いている。列車の外側にも、列車内の電話の上にも、そして指定席の座席にもしっかりと。
アナウンスメントも列車番号を言うだけではなく、「アンパンマン号」とはっきりアナウンスしている。JRの列車でこれだけ明確に彩りされている列車は珍しい。飛行機はハワイ一色といったのが時々ありますが。私は子供ではないが、ちょっとビックリ。これもアイデアかな、と。
車掌さんに「なんでこうなっているの」と聞いたら、「子供さんが喜ぶんで....」という答えなんですが、ちょっと不足・不満。そこで「どうしてアンパンマンなの....」と聞いたら、アンパンマンの作者であるやなせたかし( 柳瀬 嵩)さんが、四国は高知県のご出身であることから、JR四国の言ってみればキャラクターになったということらしい。納得。なかなか面白い列車でした。伊豆に行く踊り子号なんかも、ちょっとアイデアを凝らした列車にするのはありかな、なんて思いました。
昼飯は八幡浜に移動してから食べたのですが、ここで松山の「鯛めし」と南伊予の「鯛めし」とは全く別物であることを思い出しました。松山や東京で食べる鯛めしは炊き込んで、鯛の肉をほぐしてある。しかし宇和島とか八幡浜の鯛めしは、生の鯛の刺身(細切り)を卵と醤油のつゆの中に入れてかき混ぜ、それをご飯にかけるという方式。
そうじゃないかな、と思って説明を見ると「昔豊後の漁師が捕れた魚を刺身にして、身近にあった卵と醤油で食べたのが始まりだと言われる.....」などと書いてある。そうなんですよ。今は立派な料理になっているモノでも、昔は漁師飯だったものがいっぱいある、というのが私の理解です。
まあ、鯛茶もそうなんでしょう。全国にいろいろな鯛茶がある。既に鯛の切り身が胡麻やたまり醤油につけられてご飯に乗っているやつ、別皿に盛られているやつ。しかしいろいろ考えるに、あれも漁師飯なんでしょう。
漁師が漁に出る。腹が減る。ご飯とお茶碗はある。鯛が捕れる。捌いて切り身にしてご飯に乗せて、そこにお茶をかけて食べる。ただの切り身では美味しくない。で、胡麻をまぶしたり、醤油につけたり。
それがそれぞれも村、家で受け継がれたものが、美味しいので料理屋に入ってだんだん上品な料理になって、それが普及していくというプロセス。フランス料理は多分王朝の中心部で料理が育った。もともとはメジチ家の料理が読み入りしたことによってフランスに入った。
しかし恐らく日本料理の美味しいものはその大部分が民の料理から発展した。鮨も天麩羅もそうです。お公家さんや武士は、毒味が見た後のあまり美味しくないものを食べていた。そう考えられるし、料理は日本の上流階級においては、お茶を美味しく頂くための添え物だったと考えられる。
まあどうでも良いことなのですが、四国まで来てそんなことを考えていました。
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